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(18) 祈り

 私の家から、駅へ行く間の道筋にお地蔵様がいる。可愛い3体のお地蔵様で、信心深い近所の方によっていつも季節のお花がそなえられている。ある日 いつものように通りすぎようとすると、その前で熱心に手をあわせている男性がいた。いまどき 信心深い方もいるものだとその男性をみると、体のがっしりした色の浅黒い男性だった。驚いた事に どうみても外人で、国籍はパキスタンかインドあたり、更によく見ると茶色の民族衣装にセーターを着ている。
 それからというもの、毎日 その男性が気になった。雨の日も晴れた日も私の通勤時間にはかならず手をあわせていた。ある日 ぱったりと姿を消し、今日まであうことはない。
 故郷の家族でも思っているだろうか、真剣に異国のお地蔵様に手を合わせている様子は、何か心をひかれるものがあり、忘れられない姿だった。

 今から10年近く前 ミャンマーを視察で訪問した。同行してくれたガイドはヤンゴン大学をでた若い男性で、熱心に私を案内してくれた。その彼は寺院へ行く度に説明が終るとちょっといいですかと私の許可を得た後、ポケットからお金をだしては賽銭とし、熱心に祈っていた。あまり 信心深くない私は、さっさとおまいりし、いつも熱心にお祈りしている民族衣装のロンジーを着た彼の後ろ姿をみていた。お祈りを終えた彼は、ちょっとほほえみ、かならず 私にどうもありがとうというのだった。パガンの夕日も忘れられないが、その 熱心に祈っているロンジーを着た彼の姿も私のミャンマーの思い出になっている。

 小さい頃はよく手を合わせてお祈りをしたように思うが、いつの頃からか熱心に祈ることをしなくなったような気がする。アジアを旅して、祈っている姿をみると何か心に残るものがある。同じアジアの血がながれているからなのだろうか? 私もたまには熱心に祈ってみよう。同じアジア人として。



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