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(79) 莫高窟の風鐸(ふうたく)

 まもなく、梅雨もあけ夏本番です。今年の夏は節電ということで皆様も様々な暑さ対策をお考えだとおもいます。我が家も 少しでも涼しい夏をおくろうと風鈴をだしてみました。この風鈴は佐賀県、伊万里の大河内山で買ったものです。白磁の透かし彫りで音と共にその白さにひかれました、透き通るような音が涼しさをさそっています。

 ある年の夏、敦煌の壁画群、莫高窟でのことです。せまい窟のなかで、少し息苦しくなり、風にあたろうと外の回廊にでました。どこからともなく、鈴のような音が聞こえてきます。音のするほうに目をやると莫高窟の屋根につけられた風鐸(ふうたく)でした。風鐸とは仏堂や仏塔の軒の四隅につるす青銅製の鐘形の鈴のことです。風が吹くたびに心の奥にしみるように鳴り響きます。しばらくみていると風が吹く度に風鐸のついている屋根の先から白いものが落ちてきます。そうです。莫高窟がうがたれた鳴沙山の砂でした。まるで雪のように舞いながら、たえることなく落ちてきます。更に目を上にやると真っ青な夏の空が広がっていました。

 莫高窟の風鐸の音と白い砂そして真っ青な空は私の敦煌の思い出のひとつです。
 インターネットがこれだけ発達し、世界中のいたるところの名所、旧跡を簡単に知ることができます。これをみているだけで、もう そこに行ったような気になります。
 しかし 草の香、風の音、市場の匂い、祈りの声・・・その地に立ってみないと感じられない事がたくさんあります。そういったすべてのものにふれ、感じることで、ほんの少しだけその国にちかづけたような気になります。


 旅作りをしている者として、そんなことをいつまでも大事にしていきたいと思います
 


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