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(2)冬の北京
   

北京の楽しみのひとつに、「屋台巡り」がある。
北京に着いて早々、ホテルに荷物をおくなり王府井大通りへとむかうのがここ数年の私の決まりごとだ。
  しかし今日は「屋台好き」の私も出渋っていた。なにせ外は零下12度。内臓も凍りつきそうな寒さなのだ。もともと寒いのが苦手で冬の北京はうまぁく避けてきたのだが、今回ばかりは逃れられなかった。 「冬の寒さは北京名物のひとつですよ」友人のコウさんが言っていた。その言葉を励みに、私は「えいやっ」と極寒の町へ飛び出した。
零下12度のメインストリートは寒さに負けない人々でごった返していた。ピンクのダウンを着込んだ少女、手袋もせず皮のジャケット一枚の男性、ふたりで一つのマフラーを仲良く巻いているカップル。我さきにと人を押しのけて行く中国のおば様を見習い、人なみを泳いで王府井大通りの中ほどに位置する東安夜市までやってきた。
真冬の東安夜市は、冴え渡る冷気の中で並ぶ提灯の赤が一層映えていた。
これこれ。北京にきたらこの夜市をみなくちゃね。ほら、名物の坦坦麺や羊肉串(シシカバブ)がおいしそうな湯気をあげてさそってる。でもまずは冬の名物「さんざし飴(糖胡蘆)」でしょう?
「多少銭(これいくら)?」ぎこちない中国語の問いに売り子のお兄さんは笑う。「1元でいいよ」一番おいしそうな赤い串を渡してくれた。
さんざし飴をかじりながら通りを歩く。カチカチに冷たく固まった飴を勢いよく前歯でくだく。飴はわりと簡単に割れ、さんざしの甘酸っぱい味が口の中いっぱいに広がった。
「おいしい!」心があったか〜くなっていくのがわかる。
北京の人たちの素朴な笑い顔や、道端でささいなことで喧嘩している人たちの勢いや、‘それおいしいかい?’と目配せで聞いてくれる人懐こさに、手足の冷たさも感じなくなっていく。
「冬の寒さは北京名物のひとつですよ」コウさんの言葉が頭の中に何度も何度もこだました。
寒いとき寒いところに来る。確かに見るもの触れるものひとつひとつが温暖な時季の北京とは一味もふた味も違う。
さあ、あしたはどんな顔の‘冬北京’にであえるだろう。
みなさんもいちど訪れてごらんになりませんか?新しい発見がきっとみなさんを待っていますよ。(伊)

   
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