【246】映画 「ら・かんぱねら」

 この映画は、佐賀県有明海の海苔師の方が、フランツリストのピアノ曲「ラ・カンパネラ」をフジコ・ヘミングさんが弾くのを見て感動し、自分も弾けるようになりたいと、苦労しながら独学で練習し、演奏できるようになるまでを記した本当にあった物語です。

 海苔師の仕事も自然の環境の中でいかに過酷で大変かもわかります。
そんなに大変な毎日の中、周りからも「無理なのでは?」と言われてもピアノ室を作り、ピアノに向かい続け、夜はピアノの下で寝る生活を続けるのです。 1回挫折しそうになりますが、夢は諦めたらおしまいだ!人間、やろうと思えばできないことはない! とやり遂げたのです。

 なんと勇気と励ましをくれるストーリーでしょう! 夢は途中で諦めたらいけないよ、と背中を押してくれる内容です。

 映画の主人公の方の実話もすごいですが、主人公を演じた俳優の伊原剛志
さんが吹き替えなしで、ピアノを演奏されたのもすごい事です。
 最後の場面で夫を理解して支えてくれた奥さん(南果歩さん)をピアノ室に招待して演奏会をした場面は感動ものです。 
 ピアニストに比べたら拙い演奏ですが、そんな演奏がとても感動的で、涙が溢れました。
 
 家族や仲間への愛情、信頼、人間関係の素晴らしさも感じた映画でした。
まだ、公開中ですので、ご覧になっていただけたらと思います。
(ピコツアーでも入場券を取り扱っています)

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