【124】四川大地震

月末に四川への出張をひかえて、なんとなくあわただしく過ごしています。
四川は私の好きな中国の省のひとつです。天賦の国といわれる豊かな国、歴史と文化にも恵まれています。

その四川省に大地震がおきたのは、2008年5月12日です。当時 当社には四川出身の中国人が働いており、彼女の家族や取引先が気になりました。数日後、みんなと連絡がとれ安堵すると同時に、その被害の大きさに驚くばかりでした。そんな折、北京に住む四川出身の友人から、四川を助けて欲しいとのメールが入りました。それから、当社の募金活動がはじまりました。いままで中国に行かれたお客様やお取引先にお願いの連絡をしたところ、たちどころに25万円をこえるお金が集まりました。皆さまの善意にただただ感謝の思いでした。 そのお金を持って、自前で航空券を買い、中国の地にたったのは地震から1ヶ月後だったと思います。

 2011年3月11日、日本にも大きな地震が起こりました。ツアーの中止や企画の延期に忙しくしている私に四川を助けてほしいと言った中国人から安否を確認するメールが届きました。そのメールの文章の最後に、今度は私たちが助ける番ですの一文が添えられ、数日後数万円の振込みがありました。私は、数年前のことを思い出し、彼らの気持ちを本当にうれしく思いました。

 最近の日中関係の悪化で、中国嫌いがふえています。理解できないでもありませんが、こんな中国人もいることをしっていていただければと思います。

2015年3月29日撮影

「蜀犬 日に吠ゆ」の言葉通り 四川では晴れた日少ない。  
市内を歩いていても、地震の傷跡は感じられない。

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