先日、香港に行ってきました。中国には1年住み、東アジアの大抵の主要都市は旅してきましたが実は香港行ったことがありませんでした。ついでに、何かおもしろそうな場所はないかと探していきついたのが、“心経簡林(ハートスートラ)”
~~~心経簡林(ハートスートラ)~~~
ランタオ島の寳蓮寺から山道を歩いて15分ほどのところに開かれた散策路。そこに般若心経を彫り込んだ木柱が38本、無限大を示す8の字を描いて立てられている。最も高い場所にある木柱は、般若心経の主題である「空虚」を表すため、空白のままになっている。
とのこと。香港の隠れた(?)パワースポットとか。何となく心ひかれたので、行ってきました。
現地送迎ガイドさんには「ランタオ島、ミルトコナイヨー」と言われつつ、中国に返還されてから10年以上経ち、今ではだいたい北京語も通じるのを確認し、安心して香港市内へ。一般的な香港観光をし、翌朝、張り切ってランタオ島へ
空港の近くにあるランタオ島へは、地下鉄を乗り継げば、簡単に行けました。ひと駅前が香港ディズニーランドなので、車内はディズニーランドへ行くであろう観光客や地元っ子の姿がほとんど・・・
終点の東涌駅は、空港に本当に近く、新しく開発されている雰囲気が、どことなく少し前のお台場を思わせます。何やら新しく大きな建物を建てているらしく、香港名物、足場が竹の工事現場を横目で見つつ、早速、山の上をめざし、ロープウエイ乗り場へ。
意外と混んでいる、ロープウエイ乗り場。でも、ちょっと雰囲気が違います。恐らく、地元民のちょっと遠出なスポット・寶蓮寺の大仏目当ての欧米の旅行客・大陸からの観光客で・・・気づいていないだけかもしれませんが、日本人観光客には、まったく会いませんでした。
このロープウエイがなかなかに凄いです。全長5.7キロ、2回曲がる。曲がる?曲がるロープウエイって何だ??と思いながら乗り込むと、香港人3世代一家(たぶん)と同じゴンドラでした。
とにかく香港人、明るい!よくしゃべる!テンション高い!!
山頂駅に到着するころには、ディズニーランドによくある、カメラで強制写真撮影。もちろんノリノリでポーズをきめる香港人の皆様。「すごいねー」「空港きれいだねー」「山道あるいている人がいるねー」と、小声で感想を話し合う私達は、さぞかし暗い日本人と思われたのではないでしょうか。
少し涼しい山の上にある、古い町並みを模した売店・寺・大仏すらも通り過ぎ、まっすぐ向かうは心経簡林。林の中を10分ほど歩き、視界が開けると、霧がかった中に沢山の木柱が建っていました。
荘厳な雰囲気に浸って無限大を示す8の字の散策路を歩いていると、後ろの方から、エネルギーを爆発させた香港人家族やらツアー客やらの、底抜けに明るく賑やかな声が・・・
結論としては、香港人の明るいパワーは、パワースポットのパワーを越えた。
そんな風に感じました。