第9回 6月16日は嘉祥(かしょう)の日 6月

といかわ

もう 6月ですね。早いもので もう半年過ぎてしまいました。

エミール先生

そうですね。6月と言えば、嘉祥(かしょう)の日…ご存知でしょうか?

といかわ

さて?でも、なんとなく聞いたことはあるような?

エミール先生

平安時代の848年、疫病が蔓延し、仁明天皇がご神託にもとづいて元号を承和から嘉祥に改元したのがこの年の6月16日なのです。

といかわ

疫病の蔓延?!!! 今と通じますね

エミール先生

本当に!
この時、16の数にちなんだお菓子を神様や仏様の前に供え、厄除けを祈ったことが嘉祥の日の由来と言われているのです。
その後、6月16日が、厄除け・招福を願ってお菓子をたべることが、庶民の間に広まったのは室町から江戸時代のころ、そして現代では「和菓子の日」と名前を変えました。

といかわ

コロナ禍の今、16日はお菓子が魔除けになるのですね。お菓子がワクチンみたいですね。

エミール先生

さらに武家社会では,嘉祥通宝(お金)の嘉と通は“勝つ”につながる縁起から、6月16日の嘉祥通宝を使ってお菓子を購入すると招福・厄除け効果があると信じられていたようです。
そんな時代にちょっと戻って、160円、1600円のお菓子を買ってみるのも楽しいのではないかしら?

といかわ

そうですね!160円・・(ちょっと考える)
この時期の和菓子と言えば・・・。
やはり 水無月は外せないし、水饅頭に水ようかん・・・すぐに1600円になってしまいますね。
あっ!消費税はどうなのでしょうか?

エミール先生

16の桁をばらして1と6にしてそれを足した7でも大丈夫。
そんなことを言っていると
「いちいち 細けぇことにガタガタ言っているとせっかくの運がにげちまうわぁ」と熊さん八っさんに叱られますよ!(笑い)

といかわ

はい!ともかく 16日には和菓子を頂いてコロナ除けをしつつ家庭円満を願うことにします。

つづく

エミール先生の一言

 かまきりが生まれ蛍が飛び交う季節になりました。いつ梅雨入りしてもおかしくないのでオシャレなレイニーグッズをそろえ空を見上げていますが本格的な梅雨入りは中旬になるのでしょうか?
更新している6月1日は初夏を先取りしたような爽やかなお天気です。
 6月5日は二十四節気で“芒種”を迎えイネ科の植物の種を蒔く時期が来たことを知らせています。私の生まれ故郷では麦の刈り取りと同時に田植え風景が見られ春から夏へと変わる命の躍動を感じたものでした。
さぁ、6月の後半には陰陽の交換。夏至もやってきますよ。心身のコンディションを整えておきましょう。大自然界からの呼吸に合わせることは宇宙の法則に添って生きることそのものなのですから。

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