7月になりました。大きな行事のない月ですが、7月といったら やはり七夕でしょうか?
そうですね。旧暦7月7日に、織女と牽牛星を祀って行われる宮中の節会として、行われていた中国の行事に本来の”棚端”(たなばた)が結びついたのが今の七夕だそうです。
当時はどんなことをしていたのでしょうか?
良家の子女たちがお供え物をして、植物の葉に願い事を書いて飾ったものだそう。
北辰、つまり北極星の方位に祭壇を作り「白・赤・黄色・青・黒」この五色の布や梶の葉・桃や梨を飾って星をむかえる祭りが簡略化したのが現在の七夕です。
それで、五色の短冊・・なのですね。
ずっと 歌っていた七夕の歌 「五色の短冊、軒端にゆれる お星さまキラキラ きんぎんすなーご」の意味がわかりました。星空を眺めながら裁縫や書道の上達を短冊に書いて願ったのは素敵な出会いにそなえての女心なのでしょうか?(うっとり!!!)
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ところで、七夕には何をしたらよいのでしょうか?
七夕を象徴する星飾りは、魅力を授けてくれるアイテムです。この日はキラキラしたアクセサリーを身に付けましょう。魅力度がUPして運気を引き寄せる磁石になります。!
はい!
それと、何か食べるものは?
やはり 食べ物(笑)?!
日本人は、夏になると基礎代謝が落ちる体質があります。そのためか昔から、素麺など炭水化物で暑さしのぎの食事で体力増加の工夫をしてきました。七夕は手先の技がたくみになることを祈願する行事で織り姫が織る機(はた)の糸に見立ててそうめんを食べる習慣があったそう。夏バテしない体質作りと、手先が器用になることを願って七夕は素麺を頂きましょう。
キラキラしたアクセサリーをつけて、そうめんを食べればいいのですね。これなら 私もできそうです。
余談ですが、7日の次の16日は「全国駅弁の日」だそうです。
七夕には関係ないけれど・・・(笑い)
知らない土地の駅弁や郷土料理で旅の気分にひたると運のチャージが増えますよ。
そうめんの次は駅弁で7月もがんばります。先生 ありがとうございました。
つづく
エミール先生の一言
街路樹の緑が雨に濡れてみずみずしいシーズンです。
でも小暑を迎えると(7日)暑中に入ります。とはいえ大部分の地方で、梅雨があけていない時期。
そんなさなか、蓮の花がひらき始め心をなぐさめ洗ってくれます。
もともと蓮は「はちす」といったそうですが、それは実が蜂の巣に似ているからのようです。そのはちすが変化して「はす」
蓮は実を始めとして、おなじみの蓮根をはじめ葉も茎も根もほとんど全ての部分が、食用・薬用となるので昔の人にとっては夏の最適の滋養植物だったのではないでしょうか。
それにしても、その花の美しさはとても泥の中で生まれたとは思えないほど、凛として清らかです。「泥より出でて(でいよりいでて)泥に染まらず」と言われ心を洗ってくれる花ともされてきた所以です。
私は毎年、上野まで出かけて蓮の花を眺めるのを楽しみにしています。大きく開いた花はそれはそれは見とれるくらい見事ですが、蕾がすこし開きかけた風情もなかなか素敵です。コロナ禍の時代だからこそ、ひとり静かに心を洗ってみることも良い時間になるのではないでしょうか?。