第12回 秋には月を・・・ 9月

といかわ

日ごとに秋のおとずれを感じるようになりました。

エミール先生

秋は夕暮れ・・・・・・。
日入りはてて、風の音、虫の音などはたいふべきにもあらず。

といかわ

枕草子ですね。夕暮れに浮かぶ三日月、風の音、虫の音など
秋の夕暮れは魅力的です。
9月21日は中秋の名月
お団子も食べられるし・・・「旅は開運」といっても、旅にでることもままなりません。

エミール先生

いえいえ そういうことではなく、9月と言えば何と言っても「月」の美しさです。そこで、本日は月のお話をしましょう。

といかわ

はい、ぜひ。

エミール先生

天空に輝く月。まずは「満月」
夜空に向かって願いごとを祈ります。望という別名のとおり、満月は願いが叶う力に満ちています。精神的にも興奮しやすく、感謝や感動・慶びが湧きあがりやすく、エネルギーの吸収にもなります。

といかわ

今年はお団子だけでなく、願い事をいうようにします。

エミール先生

そして「新月」
見えない月がどのへんにあるか、確かめてその場所からエネルギーを受け取ります。下弦の月から欠け、見えない月。古い殻を捨て、新しいことに向かうタイミングはこの月の時。満月とは対照的に、気持ちが抑制され理性的に。勇敢に立ち向かう理性があります。

といかわ

9月7日そして10月は6日ですね。

エミール先生

「上弦の月」満月に向かう途中の月です。
決めたことに迷いが出やすくなります。立ち止まり、もう一度考えよと月は告げています。
そして「下弦の月」
満月から新月に向かってかけていきます。
気持ちは穏やかになり、力をセーブし気味になっていきます。
何かに区切りをつけようとする時、最小限の力をうまく使って乗り越えることができます。

といかわ

月にもいろいろあるのですね。ぼんやり、月を眺めないで、先生のお話をおもいだして、秋の夜空を眺めたいと思います。

つづく

エミール先生の一言

太陽が真夏の位置から秋から冬への旅路につきはじめました。毎年、甲子園決勝終了サイレンが夏の終わりを告げる音に聞こえ、それから10日くらいするとまわりの景色はほんのりと秋化粧が始まります。
宇宙時計の針の正確さには、いつもながら驚き空を見上げてしまいます。

9月といえば「重陽の節句」があります。
平安時代に中国から日本へと伝わってきた、長寿を祝うこの節句。別名・菊の節句ともいいます。古代中国には“重日思想”というものがあり、月の数と同じになる日はめでたい日と考えられていました。
とりわけ9は、一桁の中で一番大きい数。そのようなことから9月9日はどの重日にもまして特別な日とされていたのです。

東洋では陰暦9月を“菊月”とも言い菊の花を尊ぶ習慣があります。菊のはなびらをうかべた菊酒や菊茶・菊の花を干し、枕の中にいれて眠りにつくと頭が良くなり・無病息災。どうやら菊には邪気や毒素を抜くパワーがあるようです。日頃不摂生をしている人は9月9日を機に身体のメンテナンスをスタートしてみてはいかがでしょうか?

その他、9月は12日「宇宙の日」
14日「コスモスの日」20「空の日」27日「世界観光の日」30日「くるみの日」などがあります。宇宙の日は天体観察や神話や一番星をみつけるなど天体に目をむけると良い事がりありそうだし、コスモスの押し花は、縁招きの護符になるなど、楽しい縁起かつぎをしてみてはいかがでしょうか?

今月もハッピーなことがたくさんありますように!

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