【213】ベトナム・ハロン湾 ユネスコ世界遺産(自然遺産)

美しい海に点在する無数の小島、奇跡のパノラマ、風光明媚を謳われる世界遺産の地。
1994年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
ハノイから150km ベトナムでも最も有名な景勝地、直径100kmに湾内に点在する無数の岩礁 小島は3000を超えます。 海の桂林と外国人観光局から称えられるハロン湾はベトナム人のとっても特別な場所です。

ハ=下・ロン=竜という意味の地名がいつごろから言われるようになったかは定かではないが、 ベトナムに攻め込んできた蒙古のフビライ水軍を打ち破ったのもこのあたりです。
竜の親子が降り立ったと言われている。口から放った宝石が島になったと言われています。
海の光景は変化に富み、飽きないし、何十メートルという断崖絶壁が次々と姿を現し、 緑の木々が岩の間から張り付くように生え、まるで海の迷路をさまよい歩くような気分です。
昔の人がハロン湾を、竜が下りてくると読んだ気分が理解できます。

闘鶏岩…2羽の鳥が向かい合って戦っている姿。 お座りをした犬の形の岩・・・・忠犬ハチ公に似ている。 どれ一つとして同じ形の岩はないですね。 何に見えるかは皆さん次第です。
自然の力によって今もすこしづつ姿を変えています。 きれいな風景を旅の思い出にと、撮影に夢中になります。

小舟(30人乗れるガレオン船)で観光をします。 島の周辺で1300~1500人がいかだの上に作られた家で暮らす水上生活者が生活しているのが見られます。 ハロン湾がどのように出来たのかを説明すると、島々は石灰岩でできています。 石灰岩は水に溶けやすく、雨水によってとかされ、カルストという複雑な地形をつくります。 ハロン湾一帯はもともと陸だったが、氷河期が終わり、11万5000年前ごろから、海面が上がった為、一部が海に沈んだとの事。 残った部分が雨や風、海水などに削られたり、とかされたりして、独特な形になったようです。大きく削られた 垂直な崖は、高さが200mにもなる大きなものもあります。

中国の有名な世界遺産「桂林」さながらの景色から「海の桂林」とも呼ばれています。
今は海の中にある岩や島は大昔は中国南部と陸続きで、同じ石灰岩の台地でした。

壮大な景色を是非一度、ご堪能ください。

ハロン湾
ハロン湾 闘鶏岩

Masao SUZUKI

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