先日のある日曜日の昼下がり。 玄関のチャイムに出てみるとおじさま方が4人。
「このあたりに、銚子から八里の石碑があるのですが、知らないですか?」
銚子から国道356号沿いに1里(4㎞)ごとの石碑(全部で12基)を 朝から順番にたどっているのだとの事。
このあたりは、利根川沿いの堤防の距離標識には銚子から32㎞とあるから八里だ。
知らなかったのだが、私も興味がわいてきて、グーグルマップで検索してみたら、確かに
「八里の石碑」が家の近くにあるようだ。
そこまで行くと、石碑がみつかった。「飯沼観世音江八里」と飯沼観音までの距離が書かれているようだが、半分埋もれて見えない。
後で調べてみたら、江戸時代頃に作られた 坂東観音巡礼 第28番札所の滑川観音から
第27番札所の銚子飯沼観音 までの巡礼の道標とある。
えっ! 四国の巡礼は有名だが、関東にも巡礼地があったのか!
坂東札所三十三か所は、神奈川、埼玉、東京、群馬、栃木、茨木、千葉の広範囲に点在する
1300㎞の行程とのこと。 浅草の浅草寺(浅草観音)は、東京唯一の札所だ。
恥ずかしくも、勉強になった。
江戸時代の昔からこの道を行き来されていた、人々がいたなんてなんだかロマンを感じる。
そうだ! いつか坂東の観音めぐりの旅に出かけてみよう!
Y.H