【55】眠れぬ夜の思い出

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 7月に入りました。東京では、まだ 梅雨はあけませんが、これから暑い毎日が続きます。寝苦しく眠れないでこのコラムを読んでくださる方もいらっしゃるのではないでしょうか?(いらっしゃたら、感謝します)

 暑い夏ですが、夏休みもあり、海外や国内の旅行に出かける機会も多いと思います。すずしい所で避暑という方ばかりでなく、どうせだからと暑い所に出かけている方もいらっしゃるでしょう。夏は日もながいので、なんだか得したような気にもなりますが、暑さで体力を消耗するのも事実です。
  私は、遠い昔の高校時代に部活できたえたせいでしょうか、夏ばてもせず、食欲も落ちず、しっかりとねることができるという幸せな体質を持っています。ですから、暑いといわれる武漢や南京、そしてトルファンに行っても元気で過ごすことができます。ただし1度だけ眠れない夜がありました。

  今からかなり前のことです、当時の会社の上司とともに6月にミャンマーのパガンを訪ねた時のことでした。日中の暑いのは覚悟していたので、さほど苦にはならなかったのですが、夜になっても気温がいっこうに下がりません。当時は、冷房もないため、とりあえず部屋の椅子でぼんやりとして時をすごしていたのですが、いよいよ ベットに入るときになって驚きました。あまりの暑さで、シーツやタオルが熱をもち、暖かくなっているのです。横になってみたものの、ともかく暑く、ねるどころではありません。タオルを絞って持ってきたり、窓を開けたり閉めたりしてみたのですが、何の効果もありません。時は2時3時とまわり、仕方なく部屋をでて、ベランダで朝を迎えました。

  翌朝 ぼんやりとした頭でレストランへ行き、窓の外を見ると民族衣装を着けた子供たちが、元気よくサッカーをしていました。あの子たちは夕べはぐっすりねたのだろうとうらやましく思ったものです。

  東京でも寝苦しい夜があります。其の時は、あの暑さも思い出し、いつのまにか眠りについている私です。

  皆様 これからの暑さにむけて、くれぐれもご自愛ください。

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