【54】宮﨑林司さんとの出会い

 生まれてすぐに受けた名にすでに「林」の文字を戴いた運命の人と、先日であった。森林の保護・植林活動に情熱を注ぐ、まさに信念の人だ。
彼が運営するNPOボルネオオランウータンサバイバルファウンデーション日本(BOS日本)は、カリマンタン島で、棲みかを追われたオランウータンを保護する施設の応援をしながら地道に木を植える活動を続けている。

 もともと宮﨑さんは、東南アジアの熱帯雨林で木を切って日本で売る商社に勤めていた。
ある日、インドネシア・カリマンタン島(マレー名ボルネオ島)の伐採現場へ向かう途中、森を裂いて走るジープを木々の切れ間からじっとみつめる親子のオランウータンに出会った。
親子は、その愛くるしくこぼれんばかりの大きな瞳に涙をためて宮﨑さんを見つめているようにみえたという。衝撃の出会いだ。
そのときの瞳が忘れられず、宮﨑さんは木を切る仕事を辞めた。

 オランウータンに負けないくらい大きな瞳を持つ宮﨑さんが絶滅危惧動物と森のことを語るとき、その瞳はいっそう輝きを増し、訊く人は時間を忘れ彼の情熱に魅了される。
それは宮﨑さんの眼光にオランウータンたちの切実なメッセージを見ているからかもしれない。

 長年オランウータンの写真を撮りつづけている写真家の丹下克己さんとBOS日本が協力し、東急百貨店(上大岡)にて7月30日~8月4日の1週間、パネル展を開催する。
今となっては地球上でインドネシアとマレーシアのごく一部の地域にしか残っていないというオランウータンのたくさんの瞳に囲まれて、森林保護に思いをめぐらすよい機会だろう。

 「林」に尽くすことを運命付けられたその人 宮﨑林司さんのパワーそのものである信念の輪に、めぐり会ったご縁と自分の役割を考えずにはいられない。

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