梅雨に入りました。これからは、しばらく 雨降りがつづくのでしょう。
月曜日の朝など雨がふっていると電車は遅れるし、混むはで やや暗い気持ちになりますが、休みの日の雨は嫌いではありません。長靴をはいて近所の散歩に出かけます。静かな住宅街の庭に咲いている紫陽花や未央柳の花を眺めるのはけっこう楽しいです。
私は、かなりの晴れ女を自称していますので、海外で雨に降られて困ったという経験は少ないのですが・・・・・・・。
数年前、女性だけの山登りのグループの皆様と台湾の阿里山・日月潭・台北の陽明山をトレッキングする旅をご一緒しました。各都市でトレッキングを組み入れたコースでしたが、メインとなるのはなんといっても阿里山です。阿里山は、日の出、雲海、森林、夕霞、鉄道が見所、このコースの目玉でした。
鉄道で、阿里山のホテルにチェックインしベランダで遠くの山々と夕霞を見たところまでは良かったのですが、早起きしてご来光を見るはずが、あいにくの曇り空、そのあたりから雨が降り出し、ホテルにもどってメインのトレッキングに行くころには大雨になってしまいました。さて どうしたものかと考えていると、さすがに年期の入った山女たちです。あっさりと雨の日は歩かないという判断、少しは森の中を歩こうと思っていた私はびっくりです。
それから ホテルのロビーで何杯も台湾茶のお変わりをしながら、ゆったりとした時を過ごしました。雨にぬれた木々をながめながら・・・。
旅にでて雨に降られると、『今日は残念でした』などとつい言ってしまうのですが、晴れても雨でも、旅は楽しめるものだと改めて思いました。忘れられない雨の思い出です。