先日、背中がかゆくなり中国人との会話をおもいだしました。
中国語で痒いはそのまま痒(yang)と言います。日本語と同じです。ふと 気になって一緒にいた中国人に、中国語でくすぐったいはなんというかと聞くとやはり痒だというのです。
それは違うというとその中国人に聞くと同じでしょとばっさり。これでこの話は終わりました。
また 別の日のことです。先日の中国人がきれいな色のセーターを着ていたので、その桜色がにあうと褒めたところ、桃色だと言いはりました。そこで日本には萌木色とかとき色とか言うことあり、やはり 日本人は繊細だからねとしめくくりました。
するとかの女は食べていた中国料理の手を止めて、料理に関しては中国人のほうが繊細だと言い始めました。
日本と中国、同じようで同じでない2つの国。私と彼女の話はつきることもなく、夜もふけていったのでした。
繊細ということばがあてはまるかわかりませんが、中国の火へんの文字が多くありその文字みるだけで、料理法がわかります。
中国料理の名前を日本語に訳すとすべて、煮るか焼くになってしまいますが、ぐつぐつと煮るのかさっと煮るのかによって使う文字がちがってきます。たとえば、火+敦という文字は水やスープをいれて、弱火で煮込むことです。火+悶となると鍋の蓋をぴったりとして弱火で煮込むことです。その文字の多さに驚くばかりです。
日本と中国、同じようで同じでない2つの国。私と彼女の話はつきることもなく、夜もふけていったのでした。