小下(こした)と申します。
縁あって、一度は二度と戻れないと思っていた旅行業界に戻ってまいりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
日食ツアー、無事終了いたしました。
悠久の歴史の国、中国。天体観測の歴史も長く、日食に関しても数千年の記録が残されているそうです。
古代、日食は凶兆とされ、皇帝のシンボルである太陽が隠れる日食は、皇帝への警告であったといいます。予測された時期には、皇帝は精進料理を食し、太陽を救う儀式を行いました。日食を予測出来なかった占星術師は、処刑されたという記録も残っているそうです。
日食の仕組みも解明され、周知された現代。“太陽が月に隠れる”という自然現象に、人は何故こうも惹かれるのか。それは、現代人にとって目に見える分かりやすい不思議な現象だったからではないでしょうか。
科学が進歩し、何でも“わかる”現代は、知識に溢れていますが、そこには“隙間”がありません。ぴっちりと科学で固められた空間に、現代人は息苦しさを感じ、不思議という感覚の隙間を求めている・・・・・・昨今のスピリチュアルなものの流行は、人間が科学を知りつつも、何か不思議を実感して一息つきたい、何か力をもらいたい、そんな願いが隠されているのではないかと思いました。
私は昔から、息苦しくなると手軽な“不思議”を求めて、占い師をたずねていました。
自分で占いを学び実践するようになり、科学とは違う不思議な基準に、縛られるのではなく、一息つきたい、ついでにパワーをもらいたい人が、意外と幅広くいらっしゃることを知りました。
旅行とは、住まいを一時的に変える、とも言い換えられます。
いつもと違う空気を吸い、水を飲み、その土地のものを食べ、違う大地の上で眠る。
何かを見に行く旅行、美味しいものを食べに行く旅行、買い物三昧の旅行、安いから行く旅行等々、現在の旅行には様々な種類や目的があると思います。ついでに開運できたらいいと思いませんか?
とりあえず来年1月には金環日食を見に行くツアーがある・・・かも?
不思議を体感して一息つき、ついでにパワーをもらいに、みなさまもまいりませんか?