【181】ブータンでのお正月の思い出

ブータンでは旧暦でお正月をお祝いし、新暦のお正月は祝日でもないし、若者がパーティーなどをして楽しむだけです。そして私はこの10年ぐらいは冬を日本で過ごしているので、ブータンでは新暦での年越しをしていませんが、ブータンのお正月のことを考えていたら思い出したことがあります。

旅行でブータンへ行っていた時のこと。3年程続けて夏にブータンに行っていたので、冬のブータンに行ってみたくて友人と姉でお正月休みにブータンに行ったことがあります。

ブータンはヒマラヤの国なので寒くて雪が降るイメージがあるかもしれませんが、緯度は沖縄ぐらいなので、人が住んでいる高度の場所ではそれ程雪は降りません。そして冬は乾期のため、降った雪も割と直ぐに溶けます。その時もブータンの人から雪は降らないでしょうと聞いていました。そして実際に良い天気で雪など考えてもいなく、初日の出を3,100mのドチュラ峠から見たいとガイドにリクエストしていました。

12月31日の夜はニューイヤー・パーティーに行きたいとガイドにリクエストしたのですが、ニューイヤー・パーティーはみんなお酒を飲んでいるし人も多いので少し危ないからと、ガイドの友人の家に招待してもらいホームパーティーをすることにしました。友人が作ってくれた食事とお酒を楽しみ、まずは日本のニューイヤー(ブータンより3時間前)をカウントダウンでお祝いしました。そして、外に出てみると、何と雪が降っていました。ブータンでは初雪の日は祝日になることもあり、みんな更にハッピーな気分になりお酒を飲み楽しい時間を過ごし、ブータン時間でニューイヤーカウントダウンをして解散しました。早朝に3,100mのドチュラ峠には行けないかな?とは思ったのですが、ガイドは少し遅い時間になるかもしれないけど挑戦しましょうと言いホテルでお別れしました。

そして、翌朝予定の時間になってもガイドはホテルのロビーに現われません。ガイドの電話に電話しても繋がりません。そうしている内にドライバーがホテルに来て、ガイドと連絡が取れていないけど、今日は恐らく一日中峠には行けないと思うとのこと。出発時間を変更しましょうということになり部屋に戻りました。

ガイドは良い気分でぐっすり寝ていたようで、変更した出発時間に昨日は楽しかったですねと平然と現われました。朝になっても雪が積もっていたので初雪の日の祝日となり、真っ白に染まったティンプの街、雪合戦(雪のぶつけ合い)を楽しむ子供達を眺めつつ、ブータンのお寺で初詣をして思い出深い旅となりました。

そのガイドと結婚しブータンに住むことになることは、その時は思いもしていませんでした。

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