【95】ウクライナとのより一層の黄龍を願う

先月ヨーロッパに隣接するウクライナ視察に同行しました。
昨年の福島原発事故を受け、その教訓を生かせないか、という趣旨で、日本からの参加者は、少人数ではありましたが、チェルノブイリ原発の30k圏内制限区域内(許可が必要)に入ると共に、圏外の病院、幼稚園、学校等を中心に、視察してきました。原発自体は、首都キエフから北に約100キロのところにあり、現在も石棺に覆われ、26年前の姿のままで、そこだけ時間が止まっているように見えました。
キエフから、チェルノブイリ、ナロジチ、コロステン、ジトーミルと、時計と反対周りで移動しましたが、いずれも緑が多く自然が豊か、静かな環境、またそこに住む人々も実にゆったりしていて、笑顔が似合う、そんな落ち着いた雰囲気のある場所でした。
ただ、そこには、自分たちの運命を現実として受け入れ、使命感を持って自分たちの活動にしっかりとつなげる生活をしている人々がいる一方、残念ながら、生まれながらに健康障害のある子供たちも多数いるという厳しい現実もありました。

今回の訪問先をコーディネートしていただき、1990年という早い時期から、この地域に、医療・薬品の提供などで支援に入った日本のNPOがあります。名古屋が拠点の「チェルノブイリ救援・中部」です。
「事故当時、最初は各国から様々な支援が入ったが、今までの長きにわたり支援していただいているのは、日本からのものです。非常に感謝しています。」これは、NPOの支援を受けている訪問先の代表からの言葉です。彼らは、自分たちも大変な中、福島原発事故後、一早く線量計を用意し、義援金を集め、日本に送ってくれましたが、多くの日本人は、それを知りません。
まず私たちが、海外でのこのような民間の日本人の活動をもっと良く知り、世界との交流と理解をより深めていくことが肝要ということを改めて感じた旅でした。

by Yonezawa

無料でご相談・お見積もり

TEL: 03-5411-7218
平日10:00~17:00